2015年9月29日火曜日

てさぐれ!部活ものなどのアニメプロデューサー「原作が売れても円盤が売れないと2期は作れない」

アニメ化した作品の原作が売れたとしてもアニメ2期には繋がらない、なぜ?アニメプロデューサーの話
漫画原作でアニメ化する→アニメが話題になる→原作の漫画が売れ始める→しかしアニメのBlu-rayは売れないの辛さは、2億近く出してアニメを作った出資社のものが売れず、アニメに全くお金を出してない原作ものが売れるという点。原作売るためにアニメ化したんでしたっけ?となる…
それで、原作が売れると書店で大きく取り上げられたり、この漫画が来てる!のような感じになって当然アニメも2期があるだろうという流れになったりしがちですが、原作売れてもアニメ出資社には1円も入らない→Blu-ray売れてない→アニメ2期なんてあるはずない、なんですよね。
じゃあアニメのグッズがたくさん売れたらどうか?というと、グッズのロイヤリティは数パーセントの世界なので、1000万円分グッズを売っても出資社の収入は数十万。よほど沢山売らないと大きな額にはならない→やっぱりBlu-rayが売れないと厳しい。
そもそも2期を作ろうという話がアニメの製作委員会の議題になるのは良い方なのですよね。世の中の製作委員会の大半はそんな話すらなく、Blu-ray3〜4巻の段階で、いかに赤字を縮小するかという主旨の話になっていく。希望の星だった配信も、収入の柱とまではいかない…
日本テレビで「てさぐれ!部活もの」や「ふなっしーのふなふなふな日和」などを手掛ける
アニメプロデューサーの佐々木まりな(ぬこP)氏のツイート。

う~ん、これは難しい問題だねぇ。アニメの原作コミックが売れても、製作委員会には1円も入らないから、
あくまでBlu-rayやDVDなどの円盤が売れないと2期は作れないんですよという話。

でもねぇ、アニメは好きでも円盤は全く欲しくないという人もかなりいるんじゃないかねぇ。
お金がないとか円盤が高いとか、そういうのもあるだろうけど、そもそも部屋が狭いし「物がいらない」
という人も多いと思うのだよ。例えば私も原作コミックを買ったほうが安いだろうことはわかっている
けど、わざわざまんが喫茶で進撃の巨人のコミックを読むし。「物がいらない」から。

現在上映中のARIAとか、コードギアスとか、まどマギ、あの花みたいに、映画になってくれれば、
好きな作品なら観に行くことで収益に貢献できるのだけど、円盤は全くいらないんだよねぇ。

かといって、バンダイやらタカラトミーやらをスポンサーに付けて、作品内でグッズを出しまくる
みたいな売り方もできないしねぇ、深夜アニメだと。まぁ子供向けアニメもかなり大変らしいけどね。

元記事消えてしまっているみたいだから、前にまとめた記事を貼るけど、
まぁまぁ・・「 プリリズ時代は見向きもしなかったくせにプリパラになってからブヒブヒし出した豚共が許せない」
女児向けアニメのプリティーリズムシリーズを手がけた菱田正和監督も、1作目のオーロラドリームを
制作した際には、スポンサーからあれ売れ、これ売れと縛りがきつくて大変だったらしい。
よくその中であれだけの神作品を作ったな。


ってことで、まぁ今の時代「物」が欲しくない人も少なからずいるだろうし、収益源が多様化できれば
よいのだろうけど、その有効打が業界として見いだせていないから今でも円盤頼りのこの状況
なんだろうねぇ。