2015年6月11日木曜日

信頼性が抜群というずば抜けた評判を誇っていた太陽誘電が光ディスク事業から撤退

太陽誘電、光ディスク事業から撤退
太陽誘電(株)は、記録製品事業から撤退することを発表した。2015年12月末をもって記録製品の販売を終了する予定としている。

同社では1988年のCD-R開発以来、CD-R/DVD-R/BD-R等の光記録メディアを事業のひとつとして推進してきた。今回の事業撤退については「HDDの大容量化やクラウドコンピューティングの普及に伴い、光記録メディア製品市場が縮小を続けていること」などを背景として、「想定を超える市場の縮小、原材料価格の高騰等の影響により、さらなる収益改善は困難な状況であると判断した」と説明している。
ほー、太陽誘電がCD-R/DVD-Rなどの光ディスク事業から撤退するんだ。
このニュース、太陽誘電を知っているかどうかで反応が分かれそうだね。

私も太陽誘電に関してはそんなに詳しくないんだけど、家電量販店で働いていたときに、
家電に詳しい先輩に、品質や信頼性は太陽誘電のものがずば抜けているから、大事なものを
保存する場合は太陽誘電のを使ったほうがいいよと教えられて、へーとなったのを覚えている。
その人曰く、太陽誘電は全部国内で生産をしているとか言っていたな。

なんというか、この例えもわかりにくいかもしれないけど、モニターでいうEIZOみたいなポジション
なんだろうね。製品は高めだけど、品質と信頼性も高くて、玄人から好まれるみたいな。

さて、せっかくなのでちょっとだけ調べてみようかね。

wikipedia「太陽誘電」
一般消費者の間ではCD-R(That'sブランド)などの記録メディアのメーカーとして知られる。
同社の記録メディアは、福島県伊達市にある子会社「ザッツ福島」によって一貫生産されている。

ってことで、なるほど、先輩の言っていたとおり、福島での国内生産だったんだ。
That'sブランドって聞いたことがあるようなないような・・。もしかしたらメタルテープとか使っていた
時のほうがお世話になっていた可能性があるな。

おっ、玄人好みっぽい説明のページがあった。さらに詳しく知りたい人はこれとか参考にするとよいかもね。
どうもDVDはエラー訂正能力が高いので、多少低品質のメディアでもなんとかなるんだけど、CDとか
だと品質のムラや安定性といったものが露骨に影響してくるということみたいよ。
第241回: DVD激安メディアと国産メディアの違い ~メディアメーカー太陽誘電に聞く~ の巻