2015年3月29日日曜日

LCC格安航空会社を使うリスクはパイロットの質が低いこと・・明らかになった2つの事例とは

今まで格安航空会社を使うことのリスクというものを意識したことはなかったのだが、ここ最近のLCCの
パイロットの質の低さを示す2つの事例を目の当たりにしたことで、死にたくないなら格安航空会社
なんて使うべきじゃないんだなと思うようになった。評判悪すぎだろ・・。2つの事例を紹介。

あわや激突、大量欠航…LCC優等生「ピーチ」に異常事態
日本の格安航空会社では唯一黒字を出しているピーチ・アビエーションにおける、あわや衝突に
なるところだったインシデント事例。原因は2つあって、一つは管制塔の指示が理解できない質の低い
機長を雇っていたこと。もう一つは最初の理由の原因でもあるのだが、採用がうまく進まず機長不足
になっていること。格安航空会社はコストを抑えなければならないため、機長の条件も大手ほとよく
することができない。大手航空会社の優良人材は当然高待遇でやめるわけないから、低条件でも
応募してくるような質の低い機長しか雇えないというわけだ。 ちなみにピーチ・アビエーションは
機長不足で、2000便規模の大量欠航を出している。
ピーチの大量欠航で露呈した パイロット不足危機の構造

もう一つはドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの副操縦士がうつ病の診断を受けていたにも
関わらず、それを隠して運行を行い、自ら故意に航空機を墜落させた事件だ。下記が詳しい。
副操縦士の自宅から「勤務不可」の診断書 独旅客機墜落
 乗客乗員150人を乗せたドイツ格安航空会社ジャーマンウィングス機の墜落で、独検察当局は27日、家宅捜索したドイツ人のアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の自宅から、病気のため「勤務不可」を指示する医師の診断書などが見つかったと明らかにした。独メディアによると、副操縦士は精神疾患とみられる。当局は、本人が病気を会社に隠していた、と発表した。
ドイツ機墜落の副操縦士「皆が僕の名前を知るだろう」
 独紙ビルト(Bild)がインタビューを掲載したのは、ルビッツ副操縦士の元交際相手で客室乗務員のマリア・Wさん(26)。マリアさんは9525便墜落の報を聞いたとき、ルビッツ副操縦士が昨年語った言葉を思い出したと述べている。副操縦士は「いつか体制全体を変える何かをするつもりだ。皆が僕の名を知り、記憶するようになるだろう」と語ったという。

 ビルト紙によれば、ルビッツ副操縦士と昨年5か月間、欧州路線で共に勤務し、その期間、恋愛関係にあったとみられるマリアさんは「非常にショック」を受けている。マリアさんは、もしもルビッツ副操縦士が故意に旅客機を墜落させたのだとすれば「それは彼が、自分の健康問題のせいで、ルフトハンザ航空(Lufthansa)で機長として、長距離便の操縦士として働くという大きな夢が実質不可能なことを理解していたからだと思う」と語った。
つまり、ドイツ大手航空会社であるルフトハンザ航空で勤めることができないようなレベルの人材が
引き起こした事件だったということだ。


これら2つの事例から分かる通り、格安航空会社(LCC)を使うということは、質の低い操縦士が
混ざっているリスクも、大手航空会社に比べて割り引かれた料金の中に含まれているということだ。
例えて言うなら、料金安くする代わりに飛行機の中でロシアンルーレットを一発やってね、という
条件が付いているのが格安航空会社の実態ということであろう。