2014年8月26日火曜日

子供が育てにくいと思ったらADHD(発達障害)を疑ってみたほうがよいかも

この記事がとても興味深かった。
君はいい子 -虐待としつけ、そして医療-
かなり長いので簡単にまとめておくと、
・出かけたときにちょっと目を離すといなくなってしまったり、興味惹かれるものがあるとそこで止まってしまう、忘れ物が多いなど「育てにくい」と感じる行動が多い
・言って聞かせても全然直らない
・「子供が育てにくい」件を周りの人に相談しても全然理解してもらえない。「子供はみんなそんなもの」と笑い話にされてしまう
・ 言っても直らない子供の問題行動をしつけようと、自分でも望まない暴力を振るったりして自己嫌悪に陥ってしまい、さらには周囲の人に悩みを理解されないことで次第に追い詰められていく親
・警察の「少年問題相談窓口」に電話したら小児精神科を紹介されて、そこで子供がADHD(注意欠如・多動性障害)だったことに気付く
・ 子供にリタリンを飲ませることで問題行動が減った
・その結果母親の心に余裕が生まれ(怒る必要がなくなったから)、精神的負担がぐっと減った。医者が子供にリタリンを処方した一番の目的は、むしろ母親の精神的負担の軽減のためだった

という感じ。ADHDって言葉をこの記事を読むまで知らなかったので、読み進めるうちに母親が
追い詰められていく姿が痛々しくて、ちょっと読むのが辛かった。最初解決法は見えなかったし、
子供は悪意なしに問題行動を起こすし、周囲の無理解で精神的に追い詰められるしで。
だから、「子供が育てにくい」と感じたら、まずはこのADHDを疑って、医者とか理解してもらえそうな
ところに助けを求める必要があるのだと思う。