2014年4月21日月曜日

たかじんのそこまで言って委員会2014年4月20日安倍晋三出演回書き起こし

2014年4月20日放送のたかじんのそこまで言って委員会で安倍晋三首相が出演したということで、
○☓で答える部分に関しては安倍首相の発言を全文書き起こし、さらに個別の質問であった
移民政策に関するやりとりも重要と判断して全文書き起こすことにする。


○消費税増税のタイミングは間違っていなかった

○約束通り私設秘書の給与を上げた

△日米韓首脳会談での韓国語の挨拶、朴大統領に無視されたのには驚いた
あの、まぁ大統領もちょっと体調がね、あまりよくなかったのだと思うこともありますし、私の韓国語の発音に問題があったかもしれません。あの、ぜひ次回はですね、もっと流暢に韓国語を話して雰囲気を明るくしたいと思います。あとで家内からですね、や、発音はよかったよと言われたんです。

☓最近のオバマ大統領は元気がないような気がする

○拉致問題解決の為なら、北朝鮮を訪問する覚悟がある
もちろん解決するということであればですね、あの、ただ行くということだけでは意味が無いと思いますが。

○やしきたかじんのCDをよく聞いている
やっぱ好きやねんということで。

☓ゴルフのハンデはシングルだ
そうじゃないということは、みなさんご存知だと思いますよ。えーと、18ですかね。でも今はもうだいぶ落ちてますが。

△今後も靖国神社に参拝したい
あの、国のために戦って倒れた兵士のために手を合わせて祈るいうのは各国リーダーの当然の思いだろうと思いますし、私もそのように考えております。(春季例大祭を見送った理由は)あの、今申し上げたことがすべてなんで・・。

☓総理大臣の給料は安いと思う
これ難しいんですがね、あの安いとは思いませんけれども、ただ、今私は3割、カットしてるんですね。ちょっと誤解されてるんですが、総理大臣の給料とですね、国会議員の給料を2つともダブルで貰っているのではないかという誤解をされている方がいるんですが、国会議員としての歳費とですね、えー、総理大臣としての給料の差額がもらえるということなんです。ですからその差額のほとんどの返上を3割、閣僚は2割なんですが、しておりますんで、事実上はまぁほとんどないという状況ではありますが、まぁ要はですね、国民の皆さんが見合う仕事をしていると思ってもらえるかどうかということにかかっているんだろうと思います。

△アメリカ各地に設置された慰安婦像は早く撤去して欲しい
これはあの、アメリカの方々が決めることではありますがね、あのまぁ基本的にはですね、そこに書かれていることとは正確さを欠いているという批判もありますからね、まぁこれはそれぞれの市民のみなさんが決めることですから、それ以上は申し上げませんけれども。

☓カレーとラーメンではカレーが好きだ
私はラーメンのほうが好きです。こういうのは上げやすくていいですね。

○鯨が食べられなくなると困る
これは残念だと思いますが、あの、捕鯨についてもですね、いろんな誤解もありますが、まぁしかしもちろん我々、司法の場で、国際司法の場で決まったことには従いますけれども、日本の食文化、あるいは私達の調査捕鯨について理解をしていただけるように努力したいと思います。(裁判に勝てると思っていたかについて)あの、言わば調査捕鯨でデータが整わなかったのはですね、それはまぁシーシェパードに妨害されて整わなかっただけですから、調査捕鯨のデータが整っていないということについてですね、我々がいわば裁判の場でですね、不利な判定をされるとは思っていなかったんですがね。

△この夏には必ず内閣改造を行う
これもまだ全く考えていないですよ。国会をやっている最中ですから、これ(札の)どっちかを持っていると思われるとまずいんでね。

○日本はもっと女性を活用するべきだ
これはもうその通り

○公明党とはこの先も仲良くやっていける
これももちろんそうです。


○「憲法改正」は私の悲願だ

△集団的自衛権の行使は憲法解釈で容認できる
これはね、私は出来ると考えますが、しかし今はまさにそれが必要かどうかをね、安保法制懇というところで議論をしている最中ですから、いつかということは明確には言えませんが、しっかりと議論をして結論を出してもらいたいと思います。

○尖閣諸島は何としてでも死守しなければならない

○この秋のプーチン大統領来日で北方領土問題は前進する
前進させたいと思います。

○「特定秘密保護法」は必要だった

☓日本の国力を維持するためには移民の受け入れも必要だと思う

△原発は将来的にはゼロにしたい
これはゼロ、あのその原発の比率は低くしていきたいと思っていますが、今の段階でゼロに出来るという、あるいはゼロにしたいというほどですね、他のエネルギー源を確保していかなければなりませんから、それは残念ながら言えないなと思います。

△2020年の東京オリンピックまで総理を続けたい
これはですね、あの私はおそらく2020年には国民のひとりとして応援をしているということになりますね。これはですね、いつまでやるとか、長きをもって尊しとなすわけではないですから、何を成し得たかということではないかなと思いますね。

☓家庭では「おこづかい制」だ

○橋下市長の「大阪都構想」は応援したい
あの、これは基本的には○

○みんなの党の渡辺喜美代表が辞任したのは残念だ
これはあの残念であることは残念です。

○「STAP細胞」の小保方晴子さんの騒動は残念だ
これはあの、しっかりと真相を究明するということが大切だと思います。

○今、体調は万全だ
これは大丈夫です。

△私はお国のために死ねる
これはあの、そんなことは軽々しく言うべきではないと思っていますが、私の親父、安倍晋太郎は晩年ですね、すい臓がんになったんですが、まさに手術をしたあと命を削ってモスクワに行って当時のゴルバチョフ大統領と交渉をして叡智によって平和条約4島問題を解決しようという言葉を引き出すことができたんです。まさに政治家は命を削ってもなし得る必要のあるものはですね、やり遂げるものはやっていかなければならないというものを学んできたつもりではあります。これはあの死ぬ覚悟ができていると今私が言ってもですね、ウソっぽく聞こえてしまうんだろうなと思うんですが、あの、まぁ晩年の父の姿を見てですね、それはそう簡単なことではないなと政治家という仕事はですね、ということを本当に認識しましたね。

○やっぱり、この番組はキツい



移民に関しては特に重要なのでやりとりの全文をまとめる。

宮崎
ちょっとよろしいですか?これも国の根幹に関わることなのでぜひ伺いたい。移民政策について伺いたいのですが、あの、安倍さんは明確にそこにお書きになってますように国力維持のために移民の受け入れも必要かという問いに対してノーと答えられています。しかし政府部内には例えばあの外国人技能実習制度を規制緩和することによって事実上この定住に近いような形の外国人をどんどん増やしていこうというふうにしているのではないかと思えるような動きというのもありますが、これについて

銀髪の女性
あたしこれにね、具体的な提案があるんですよ。例えば台湾やね、シンガポールのように女性が非常に社会的に活躍している国ではね、やはりその外国人労働者っていいますか、そういうようなヘルプをね、制度として作ってるんだけど、いきなり移民じゃないんですよ。移民ではありえないわけ。だからその期間を区切ってどうするかということ、非常に細かいね、細則が決められているんです。それを参考になさるべきだとあたくしは思っています。いきなり移民っていうのは非常にね、問題だとあたしは思っていますから、だから、だけど絶対に必要なんですよね、足りない労働力をどういうふうに補完するか、だからいろんな国がやっているんだからそれを参考にしながらね、どういうふうにするのが一番合理的かというね、

眼鏡の人
毎年20万人を50年間で1000万人にする自民党の中の案はこれはあまりにも危険すぎると私は思いますけどそれも含めてどうですか?

安倍
あのだいぶ誤解があるんですが、政府でですね、20万人の移民計画とかということを考えているということは全くありません。移民とはなんだということになればですね、まぁまさにアメリカは移民の国ですね、世界からいろんな人々が集まってきて国を作りました。つまりこの国にどんどん海外から人々がやってきてその国の一部をなすようになっているということなんですが、それは取りません。しかし一方ですね、日本は人口が減少していく中において、このいろんな生産現場において人手不足になっていくことは間違いがありません。そこでですね、さっきお話のあった技能実習制度なんですが、これをですね、抜本的に改革はしていきたいと考えています。でもそれはですね、いわば移民政策ではなくて、3年とか5年とかですね、期限を切ってですね、技能を実習しながら、しかしそこで大切な仕事役割をしていくということなんですが、でもその中でもう少し技能実習ということについてですね、ホントに現場はそうなんですかと現場のニーズに合わせながら、あるいはそこで人権侵害が行われないようにすることも大切ですから、そういうものはやっていくと、いわば移民を受け入れてきた多くの国々がですね、様々な摩擦が起こって入ってきた人々もそこにいる人々も不幸な出来事がたくさん起こっていますから、そういうものを我々むしろあとからそういう政策を考えていく中においては、参考にしながらその中では移民政策ということではなくて、年限を限ってそこで収入を上げていただいて帰っていただく

宮崎
もしそういうことならば、在留年限というものをきちっきちっと守ると、もう3年なら3年5年なら5年で必ず帰っていただくということと、再入国をある程度規制する必要があると思いますが、これはきっちりやっていただけるということですか?

安倍
まぁあのこれは今まさにそういうことをですね、議論をしているということなんです。

眼鏡の人
人口減イコール国力の低減みたいなのはちょっと違うんじゃないですか?なぜかというと、イギリスは現に今日本の人口の半分の6000万人しかいない。しかしGDPはたしか5位か6位かを維持していますよね?半分でもそれくらい維持できるなら日本の人口が1億を切ってもですね、さほど心配するんではないんじゃないかと私は思うんですが、逆に増やすことによって非常に治安が悪くなるとかいろんな文化上の摩擦があるとかそっちのマイナス面の方をもっと考えるべきだと思いますけどいかがですか?

安倍
基本的にはですね、まさに目の前の課題としてですね、世界から様々な才能ある人が日本にやってくるというそういう国は、これはイギリスもそうですけれども、いわば伸びていくことができます、典型的にはアメリカもそうなんですが、日本もやはりそこには学ぶ必要があると思いますね。それとまた同時にですね、女性の活力は日本では未だ活かされていませんでしたから、まさにここには大きな可能性がありますからこれを活かしていく、あるいは65歳を超えたってですね、みんな元気ですから、そういうみなさんにももちろん働き続けていただけるような環境を作っていくということを我々は検討しているということなんです。