2014年2月19日水曜日

私的に補足「小塚崇彦選手8級合格♪」

小塚崇彦選手8級合格♪
プロフィギュアスケーターの西田美和氏が上記記事を書いていたが、フィギュア門外漢の私は
読んでいてよくわからないところがいくつかあったので、私的に補足を入れようと思う。
まず元記事内で出てくる8級とはなんなのかというとフィギュアの「バッジテスト」と呼ばれているものだ。
これは級が上なほど難易度が高い。将棋、書道、柔道などは級が下がるほど難易度が高く、
段になると上なほど難易度が高くなるので、その感覚で捉えるとこの点ちょっとわかりにくいかと。

バッジテストの詳細に関しては下記ページを参照。7級と8級だけ抜き出してみる。
―――§13 参考資料 3(バッジテストの内容詳細) ――――――
●【7級】
エレメンツ:
1、Dアクセルジャンプ
2、2種類のトリプルジャンプ
  そのうち一つはステップから直ちに行なうもの
3、ジャンプコンビネーション(D+T)以上
4、ショートプログラムの中の2種類の質の良いスピン
ショートプログラム
 男女共、ISU規定シニアの必須要素を入れる
 平均合格点:4.5
フリープログラム:男子4分30秒 女子4分
 平均合格点:4.8
●【8級】
エレメンツ:
1、女子:4種類のトリプルジャンプ
  男子:5種類のトリプルジャンプ
  そのうち1つはステップから直ちに行なう(トウ、サルコウを除く)
2、ジャンプコンビネーション
  女子:T+D以上
  男子:T+T(アクセルのみ第2ジャンプはDでも良い)
3、スピンコンビネーション(6回/6回以上)
4、2種類の質の良いフライングスピン
ショートプログラム
 男女共、ISU規定シニアの必須要素を入れる
 平均合格点:5.3
フリープログラム:男子4分30秒、女子4分
 平均合格点:5.5
これらを踏まえて元記事を読み直すと、7級持っていれば世界大会に出場できるから
実用上はそれで十分なのに、小塚選手はその上の8級を今回取った。しかも上記の通り
トリプルジャンプまでしか求められていないにも関わらず4回転まで入れてベストの演技をした、
ということになる。ちなみにトリプルジャンプは以下の6種類がある。難易度の低い順に並べると、

トリプルトウループ
トリプルサルコウ
トリプルループ
トリプルフリップ
トリプルルッツ
トリプルアクセル

となる。なるほど。ちなみに実用上7級で事足りるのに8級を受ける選手はどういう理由で
受けるのだろう?元記事見ていてそこにちょっと興味を持った。