松ぼっくりを暖炉に入れると青く燃えるらしい【原因は炎色反応】

2014年1月12日日曜日

松ぼっくりを暖炉に入れると青く燃えるらしい【原因は炎色反応】

前回2013年12月24日に放送された、第1回の「薪が燃えている映像27時間放送」は
録画のDVDを流しているだけだったんだけど、今回2014年1月11日に放送されている
「今度はホントに生中継「薪が燃えている生放送27時間」」はなんと、本当に生放送で
薪を暖炉にくべて放送をしているようだ。薪にもいくつか種類があって、アンケートの結果で
どの薪をくべるかを決めていくというニコ生らしいやりかたで放送をしている。

その中で、松ぼっくりをくべるシーンがあったんだけど、なんか青く燃えているんだよね。

運営は魔法の松ぼっくりとか言っていたから、普通の松ぼっくりでもこうなるのか、
それとも特殊な松ぼっくりしかこうならないのかはわからないんだけど、ちょっと
面白いなと思った(小並感)。

追記：アクセスが多いのでちょっと追加で調べてみた。多分このページに来た人は、
・どの松ぼっくりでも青く燃えるのか？
・松ぼっくりのどの成分が炎を青くするのか？
が知りたいことだと思うので、それに関する回答を書こうかと。これを見るとよいです。
http://www.instructables.com/id/Blue-Flaming-Pinecones/

英語で読む気がしないという人も多いだろうからかいつまんでまとめると、
・もともとの松ぼっくりは青く燃えるわけではない(でかい松ぼっくりは青く燃えなかったでしょ？)
・炎の色を変える松ぼっくりを作るには、好みの色に応じた薬品に松ぼっくりを浸して乾かせばよい
・なぜ松ぼっくりなのかというと、表面積が大きいから薬品を染みこませるのに適しているから
ということ。

ちなみに炎の色に応じた薬品というのはつまり何を混ぜればいいかというと下記の通り。
青：塩化銅(CuCl2)
緑：硫酸銅(CuSO4)
赤：塩化ストロンチウム(SrCl2)
紫：硫酸カリウム(K2SO4)
白：硫酸マグネシウム(MgSO4)

あー、これ化学の教科書に書いてあったよね？人によっては学生時代に実験している人もいるはず。
つまり炎色反応だね。塩化銅で炎が青くなるとか、あったあった、教科書に。普通の薪より
松ぼっくりのほうが溶液に浸しやすいから松ぼっくりを使っているというだけなのか、なるほどね。

ちなみに、パーティーグッズとしても青く燃える松ぼっくり、売られているみたいよ。