2013年9月15日日曜日

半沢直樹9話の内容まとめと感想。大和田常務「もう一度なってみないかね?銀行員に」


半沢完全勝利キター!前回微妙だったけど、今回はよかった。特に、ナルセン破綻の打開策を
聞いておーーっ!っとなった。そうきたか。
ということでまとめ。


伊勢島ホテルが経営不振の打開策として打ち出していた目玉は海外からも予約ができる、大規模
予約システムの導入であったが、システム開発を依頼していたナルセンは破綻の危機で、その上
反社会勢力ともつながりがあるため切らなければならなかった。このままではさらに113億の損失を
計上することになり、金融庁による実質破綻先としての認定は免れない。

そんな絶体絶命の状況を打開するために半沢と渡真利が用意した秘策とは、大手海外チェーン、
フォスターの資本を伊勢島ホテルが受け入れることであった。フォスターは伊勢島ホテルからすれば
競合ではあるが、彼らは日本市場参入への取っ掛かりを得たいと考えており、日本大手の伊勢島
ホテルをその傘下にできることで十分なメリットを得られる。

一方伊勢島ホテルとしては、フォスターの資本を受け入れることで、彼らが保有する予約システムを
活用できるようになり、新たなシステム開発会社を探し、開発を依頼するよりはるかに安く、早く
予約システムを手にできることになる。加えて金融庁による実質破綻先の認定から外れることが
できるということだ。

渡真利はこの案を実現させるべく、秘密裏にフォスターとの交渉を始めた。なるべく条件を五分五分に、
かつ、湯浅社長をこのまま社長の座に置くことができるように。秘密裏にやるのは、この件を大和田
常務に知られると潰されるのは間違いないからだ。

半沢は湯浅社長の説得に動く。長年独立資本で続けていた伊勢島ホテルを海外資本の傘下に
することは、湯浅社長に取って苦渋の決断にはなるが、それしか伊勢島ホテルが助かる道はないと
半沢は伝え、金融庁の最終審査の朝までに決断をするようお願いをした。

一方近藤は、タミヤ電機が銀行から借りた3000万を又貸ししていたのは大和田常務の奥さんの会社で
あることを突き止めていた。タミヤ電機は現在経営が苦しいため、3000万もの大金を他社に貸す
余裕はない。田宮社長としても本意ではないはずだ。近藤は大和田常務を追い詰め、タミヤ電機を
救うべく、田宮社長の証言を取るように動き出す。

金融庁は、半沢が隠した伊勢島ホテルの関連資料の行方を追っていた。半沢は灯台下暗しと
いうことで、それらの書類を銀行の地下に隠していた。それも金融庁に渡している図面には記載
されていない機械室にだ。ところが、半沢の部下がそこに出入りしている姿を前回のカマセ野郎の
福山次長に見られ、金融庁にバラされてしまう。

役員会での話。話題は金融庁審査について。伊勢島ホテル以外に関しては問題ない。大和田常務は
伊勢島ホテルに関して同族経営をやめることで金融庁からの実質破綻先の認定を1年待つとの
ネゴシエーションを黒崎審査官に取っているが・・と苦虫を噛み潰したような口調で話す。
そこで岸川部長は大和田常務の静止(の振り)を振りきって、頭取の指名した半沢がそれに反対
しているせいで 伊勢島ホテルの審査がうまくいっていない、更迭しろと叫ぶ。
大和田はそれをなだめ、頭取には頭取の深~いお考えがあってのことだろうから、もしうまく
行かなかったら責任を取られますよね?と、いやらしい感じで頭取の言質を取ることに成功した。

と、ここまでが金融庁の最終審査の前日までの動き。最終審査になってもまだ湯浅社長の返事が
来ない中で審査が始まる。そこには大和田常務も中野渡頭取も同席している。
半沢の部下は伊勢島ホテルの再建案に関して黒崎に報告するも、ナルセンの件を解決できなければ
伊勢島ホテルの破綻先認定は避けられないと一蹴。絶体絶命かと思われたそのとき、湯浅社長
からのメールが。フォスターの傘下に下るとの決断の内容だった。渡真利もフォスターとの交渉が、こちら側の条件を全て飲みまとまったことをその場の全員に報告。

これにて完全勝利に思われたが、地下2階の機械室に疎開資料があることを掴んでいた黒崎は、
同席メンバー全員を引き連れて現場に向かう。そこで黒崎たちが探して出てきたダンボールの
中身は・・、パーティー用の仮装衣装だった。

内藤部長と中野渡頭取に詰められ、敗北して去っていく黒崎。実は半沢は地下室の中でもダミー
を仕掛けていて、黒崎たちが見ていたのはダミー。本物の疎開資料は、同じ部屋に目立たないように
隠していた。ということで、金融庁審査は半沢の大勝利で幕を閉じる。

一方の近藤側。田宮社長に大和田から言われてやったのだろうと問い詰めていた。そしてこの件に
関しては同期にも話していると。田宮社長は大和田に電話をするも、金融庁審査の真っ最中だった
大和田は田宮を適当にいなして電話を切る。裏切られたと思った田宮は、近藤にすべてを話し、
近藤が作ったこの件の証言の書類に署名捺印をする。

さぁ、この書類が提出されれば大和田は終わりだ。金融庁審査が終わってから大和田は、
田宮社長からの留守電を聞いた。近藤にすべてを話し、彼が作った書類に署名捺印をしたと。
焦った大和田は、銀行の秘書課の者を使って近藤を料亭に呼び出した。

料亭に呼び出された近藤は、そこに大和田と岸川が現れてびっくり。大和田は近藤に、その書類を
こちらに渡してくれれば、根室への出向を取り消し、さらに銀行に戻して当初志望していた広報部
に配属させてあげると持ちかける。近藤は半沢ら同期のこと、タミヤ電機と田宮社長のことを
考えながらも、今まで出向やら転勤で散々苦労をかけながらも文句ひとつ言わず協力してくれた
家族のことを思い、最終的に大和田の提案を受け入れるのだった。


まとめ長っ!今回内容盛りだくさんで濃かったな。半沢大勝利のところはスカッとしたけど、最後の
近藤のところねぇ。大和田常務に関する今回の見所はそこでしょ。人事の件で近藤に揺さぶりをかけ、
「イマ、ココデ、ヘンジガホシイ」からの殺し文句が、「もう一度なってみないかね?銀行員に」と、
悪代官ぶりの顔芸だったww。

まぁ近藤の葛藤もねぇ、東京から家族連れて根室に出向とかやだよw。北海道のはてじゃねーか。
次回、切り札を失った中での大和田との最終対決、見ものだな。8話が微妙だったあとの9話と
10話が面白くなるだろうことは予想はしていたけど、9話は今までためてきたものが綺麗にまとまって
よかったと思う。


半沢直樹4話の内容まとめと感想、壇蜜の演技が棒だった・・
半沢直樹5話の内容まとめと感想
半沢直樹6話の内容まとめと感想。大和田常務「はい、よくわかりましたっ」 
半沢直樹7話の内容まとめと感想。大和田常務「だったら・・土下座でもしてみるか?」
半沢直樹8話の内容まとめと感想。大和田常務「・・楽しみにしているよ(棒)」 
半沢直樹9話の内容まとめと感想。大和田常務「もう一度なってみないかね?銀行員に」
半沢直樹10話(最終回)の内容まとめと感想。ラストの終わり方が微妙すぎる・・


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