2013年4月30日火曜日

「魔女配達婦キキ」「千と千尋の行方不明」ってなんだよww

http://nna.jp/free/news/20130430krw001A.html
スタジオジブリの代表作「魔女の宅急便」の韓国版を見た。韓国版タイトルは「魔女配達婦キキ」という。これを見て、大学院時代に翻訳科の教授が「魔女の宅急便を韓国に輸入する時、タイトルをめぐり議論が起きていた」という話を思い出した。

周知の通り「宅急便」はヤマト運輸の商標なので韓国語にはない。一番近い言葉は、日本語同様「宅配便」だが、これは「日本語由来の言葉だから純韓国語に変更すべき」(韓国国立国語院)として回避されたそうだ。最終的に「配達婦」という言葉を韓国版で採用したそうだ。

ジブリ作品で、特に韓国版タイトルが面白いのは「千と千尋の神隠し」。英語版は「Spirited Away」だが、「神隠し」たる言葉がやはり韓国語にはない。その結果、採用されたのが「千と千尋の行方不明」である。翻訳家の苦心を察したい。

たしかに同じ意味っちゃ同じ意味だけど、それらの言葉が使われる文脈が違うから、ものすごい、
ものすごい違和感を感じちゃうんだろうね。

婦は主婦とか家政婦とか婦人とか、ある程度年のいった女性に使うことが多い言葉だから、
少女であるキキに使うのに違和感を感じるし、
行方不明はニュースで聞くことの多いフォーマルな響きのある言葉だから、神隠しのような
不思議さ、奇怪さといったニュアンスが含まれなくてこちらも違和感を感じる。

韓国のおとぎばなしでは小さい子がふわっと消えてしまう現象のことをなんていうんだろうね?