2013年3月19日火曜日

陽性と出たけど病気じゃなかったという偽陽性問題が面白い

http://togetter.com/li/474023

統計の話。


【問題】 人口の5%がある病気に罹っているとします。
この病気に罹っているかどうかを確かめる検査があるのですが完全なものではなく、
病気に実際に罹っている人が受けると90%の確率で陽性となり、
病気に罹っていない人が受けると90%の確率で陰性と出ます。

【質問1】 ある人がこの検査を受けてみると陽性と出ました。
この人が実際に病気にかかっている確率はどれだけですか?
【質問2】 ある人がこの検査を受けてみると陰性と出ました。
この人が実際に病気にかかっていない確率はどれだけですか?

というもので、1は32.1%、2は99.4%になる。議論の詳細は元ページを見て欲しいが、
検査の精度が100%ではなく、その病気にかかる人が極端に少ない場合、
陽性と出たのに実は陰性という偽陽性の現象がおもったよりたくさん出るという問題。

まぁでも例えば不特定多数と行為をしてエイズかも、と思って調べてみて陽性だから
偽陽性の可能性が高いかと言ったらそれはまた別の話。人口の5%っていう部分の
前提が崩れるからね。そういうことをしている人の中での発症率から考えなければ
ならないということ。